国際分散投資は不要、なぜならアメリカS&P500で代用可能だから

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国際分散投資は不要、なぜならアメリカS&P500で代用可能だから

結論から言おう。

株式投資でインデックスを使うならば、国際分散不要であると私は思う。

S&P500に投資すれば、それはすなわち国際分散と同義であると考えるからだ。

 

理解不足が故の答えかもしれないが。

(インデックス投資の疑問) 株式はアメリカのみに投資をすればいいと思いますか?

 

フクリの海外ETF長期投資で名高いフクリさんが、読者もしくはインデックス投資ブロガーへ問いかけをされている。

 

株式は幅広く分散した方がよいのか、米国への集中投資がよいのか、みなさんはどう思われますか?

できれば読者さんや他のインデックス投資ブロガーさんの考えを教えていただきたいです。

フクリの海外ETF長期投資より

 

私はフクリさんブログの読者。

おまけに【VTI】や【VYM】のインデックスETFへ投資をしている。

さらにはニッセイ外国株インデックスを自分口座でも子供口座でも積立投資している。

 

つまり、私はフクリさんの問いかけ対象者であるのだ。

 

ということで、便乗させていただきます。

 

尚、フクリさんが問いかけることになった背景は以下ニュースであると認識している。

 ボーグル氏は「米国が最良の投資先だと考えている。恐らく世界で最も技術志向の国だ。私は米国が世界のどの国や地域よりも良好なパフォーマンスを生むことに賭ける。経済が長期的に最強になる国に投資するというシンプルな賭けだ」と述べた。

Bloombergより

 

http://etf-investment.com/?p=2193
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人生における分散投資

人生とは選択の連続である。

そして人は無意識のうちにリスク・ベネフィットを考え選び続けている。

つまり人生におけるリスク分散を気づかないうちに各人が実施をしている。

 

ここで分散投資を推奨している我が国の金融庁ホームページから情報を引用させていただく。

すると株式の分散投資の前にライフプランの項目が出てくる。

分散投資の上位概念にライフプランがあり、人生においてのリスク分散があるわけだ。

 

なので株式投資の分散投資を語るうえで、人生におけるリスクヘッジを同様に考えておく必要がある。

しかしながら今回のお題は“株式投資における国際分散”なので、スコープ外としておこう。

 

金融庁HPより

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資産運用における分散投資

資産運用においては、資産三分割法が有名である。

いかなるときもリスクに備える必要があるからだ。

3つに分割する場合には、株式・不動産・現金という項目がメジャー。

 

 

今回のお題はこれらのうちの、“株式投資における国際分散”

 

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株式における分散投資とは?

株式投資の最先進国、アメリカの情報をみてみよう。

INVESTOPEDIAが便利ですね。

 

With stocks, investors can choose a specific style, such as focusing on large, mid or small caps.

In each of these areas stocks are categorized as growth or value.

Additional choices include domestic and foreign stocks.

Foreign stocks also offer sub-categorizations that include both developed and emerging markets. Both foreign and domestic stocks are also available in specific sectors, such as biotechnology and healthcare.

INVESTOPEDIAより

 

アメリカからの情報というバイアスを鑑みつつ、やはり株式投資先進国のいう事がものをいうでしょう。

 

INVESTOPEDIAを見る限りは、

アメリカにおける分散投資とは大中小型株 × グロースorバリュー株

そこに追加としての国際分散となっている。

 

このような考え方だからこそ、インデックスETFやファンドはその2軸で語られることが多い。

 

一方で日本において地域分散がより強く言われるのは、アメリカ市場を抜きにしては株式投資を語れないからでしょう。

 

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国際分散投資 vs 米国オンリー分散投資 の極論

極論を考えてみよう。

  • 国際分散代表:【VT】
  • 米国株のみ代表:【VOO】

 

換言すれば、国際分散なのか、S&P500のみなのか、ということ。

 

国際分散編【VT】

国際分散投資ETFとして日本で人気の【VT】を見ると、国別構成比率は下記の通り。

 

米国比率は54%となりそれ以外の国が46%となっている。

これをS&P500で考えみたらどうだろうか?

米国一極分散投資編【VOO】・S&P500

米国のみに分散投資をする例としてS&P500を参考とし、データは【VOO】から拝借する。

S&P500への投資は、米国株一極集中となる。

”米国株以外の株式”の項目を見れば、0%となっており世界分散は出来ていない。

 

ところがその売上比率をみれば見え方が変わる。

J.PモルガンHPより

 

S&P500に所属する企業の売上は56%が米国内からであり、44%は米国外からのものとなる。

つまり個人投資家が世界分散を考える前に、米国企業は既に国際分散をしていると言える。

 

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世界分散とS&P500の比較

国別の構成比率と売上比率なので、直接比較は難しいでしょう。

それでもS&P500への投資が、国際分散も兼ねていると言っても過言ではない。

世界分散の

国別構成比率

S&P500の

国別売上比率

米国54%56%
米国外46%44%

 

VT】と【VOO】のどちらか一本のみに投資をするとしたら、私は【VOO】を選択する。

 

アメリカの凋落スピード

もし【VT】が【VOO】を上回るとしたら、2つのことが同時進行すると想定される。

  • S&P500企業が世界で稼げなくなる
  • アメリカ以外の国が台頭する

 

いまのところは米国主要企業が海外から利益を上げられなくなるというリスクは考えにくい。

個人投資家が自信の投資方針にそのリスクを盛り込むことは不要ではなかろうか?

つまり私が生きている間にはアメリカ合衆国および米国ブルーチップが世界の頂点から滑り落ちる可能性は少ないと考えているわけだ。

 

もしそんなことが短い時間軸で発生するとなると、世界分散したところで意味がない。

それを補えるだけの他国もしくは世界企業が見当たらないのだから。

 

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国際分散投資は不要、なぜならアメリカS&P500で代用可能だから

結論はこうなる。

 

さらに

(大中小型株) × (グロースorバリュー株) × (国際株)

を考えると、私のキャパオーバー。

 

私にとっては物事は二軸で考えるのが心地よく、三軸となるともう訳が分からなくなる。

 

ぶっちゃけ言えば、S&P500への投資も、国際分散投資も一世代程度の時間軸ならばそんなに大きな差は無いでしょう。

どちらも世界中の繁栄からリターンを得ているのだ。

そう考えればどちらでもよく、より簡素化された米国株縛りでヨシとなる。

 

世界中どこだって 笑いあり涙あり みんなそれぞれ助け合う 小さな世界

世界はせまい 世界はおなじ 世界はまるい ただひとつ

 

私は米国株一極派。

それでも、世界中のみんなが笑えるようになるといいなって思いますね。

 

See you!

 

 

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