アラサーが知っておくべき投資信託 【積立NISA編】

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株式を買うという行為を国民に普及するために、金融庁は積立NISA制度を設定した。

もちろん対象は投資未経験者である。

今日は投資未経験者がどの投資信託を選択するのかを考察したい。

そんな偉そうな事言っているけど、株式投資や投信のなんたるかなんて全然知らないけどね。

はじめての投資で、どのファンドを積立てるか?

マッキーさんからのご質問。

はじめての投資で積み立てNISAを利用するなら、どの積立投信を購入するか? 

はちどうきゅうどう様、こんにちは。

「投資未経験者は、まずは積み立てNISAからはじめよう。」

本当にそうですね。ただ購入投信には注意が必要だと思います。日本の株式市場は日銀のETF買い増しと国債の買い指し値オペでだいぶ歪んでしまっていると思います。

日経225やTOPIXに連動する投信は、日銀のETF買いがしばらく止まったり、ETF放出になったら、どの程度の暴落(もしかしたら致命傷)になるか想像も出来ません。

ところで、はちどうきゅうどう様。今週はせっかくのNISA特集でしたので、

「もし、はちどうきゅうどう様がはじめての投資で、積み立てNISAを利用するなら、どの積立投信を購入するか?」

購入理由もあわせてブログの記事を期待したいです。きっと投資未経験の方にはたいへん参考になると思います。ネタ切れの時などにご検討頂ければ幸いです。

マッキーさんコメントより

豊富な投資経験を有するマッキーさんからは、いつも気づきを与えて頂いている。ありがとうございます

頂戴したネタである「初めての投資で積立NISAを利用するならどの投資を購入するか?」について考えてみたい。

投資未経験者が、積立NISAを導入する前提条件

以下の2つを前提とする。

  • 投資に興味をもち、積立NISA制度を知っていること
  • 年間40万円の投資をするだけの、金融資産に余力のあること

AMTULのフレームワークを用いると、試用(T)・利用(U)する前にA/Mの段階が必要となる。

つまり投資未経験者といえども積立NISA制度を、認知し記憶しているということを指す。

株式会社シナプスより

マーケットリサーチ用語でいえば、

  • 助成想起
  • 純粋想起

にて、しっかりと積立NISAや投資信託といった言葉が出てくるというわけだ。

実はこれ、本ブログの読者が想像しているよりも困難だと思う。

現行NISAにおいては以下の通りであるのだから。

参考 NISAの置かれている状況をもう少し理解してもらいたい

積立継続に求める3つの条件

投資初心者ならばこの3条件を求めたい

  1. 馴染みがあり、情報収集が容易である(認知をする)
  2. 途中で積立をやめたくなるような時でも信じられる(興味を持ち調べる)
  3. 一言で他人にすすめることができる (結果を共有する)

一つずつみていこう。

1.馴染みがあり、情報収集が容易である(認知をする)

まず馴染みのあるものが購入の第一歩となる。

聞いたこと無いものに、わざわざ大事なお金を使おうとは思わないからだ。

ニュースで頻繁に聞くことができる株価指数か?

日本のニュースは、日米に関する内容が多い。

株価指数も同様と考える。

  • 日経平均
  • TOPIX
  • JASDAQ
  • ダウ平均株価
  • S&P500
  • NASDAQ

1つ実例を出そう。

私の妻は全く投資経験がない。なので上記株価指数をきいてみた。

回答は、

「ダウ平均って経済ニュースで聞いたことはある。 どこの国のだっけ?」

これが現実だ。

投資未経験者は株価指数にどのようなものがあるか知らない。

私自身も株式投資を本格的に始める前は同じであった。

我が妻は二人目の子どもを妊娠するまで働いていた。

そのころはせっせと貯金をしている。

いまは40万円×20年に耐えうるだけの金額を保持している。

一応NISA口座は開設済。

開いただけで一切の取引はされていない休眠口座ではあるが。

現行NISAで口座開設しているものの無回転 or 買付の少ない人に積立NISAを普及したいと金融庁は考えている。

つまり我が妻は完全に積立NISAのターゲットセグメントである。

このような層に積立NISA制度が広がっていくことが必要となる。

投資未経験者でも聞いたことがある株価指数 というのは大事な要素となる。

参考 大人になったらまず買っておくべき50の投資信託 積立NISA編

2.途中でやめたくなるような時でも信じられる(興味を持ち調べる)

日本の家計の半数以上は預貯金である。

この預貯金を株式投資にまわしたいというのが金融庁の目論見。

これまで大事にためてきた預貯金よりも株式の方が良いと自分自身で信じ切れるかどうかがキーポイントとなる。

またアセットアロケーション、資産配分比率の概念を知っておくことが求められる。

積立NISA制度は20年にわたる長期積立を前提としている。

これだけ長期にわたり投資継続できるのはとても稀である。

子供が生まれてから二十歳になるまでの間、どのような成長を辿るのか誰も予想できない。

そして世の中がどうなるのか、自分がどのような行動をとるのかは不確定要素が大きい。

積立を20年続けようと思っていても、完遂できる割合は低いだろう。

例えば積立中に下落相場があったとする。

恐怖で多くの人が売却してしまう。

思いや事前の計画をそのまま実行できる人間は少ないのだ。

この場合、株式の過去リターン結果を見て長期投資を信じ切ることが積立継続に重要な要素となる。

日本では過去に株で損をした人は周りに多い。

その「損」をしたというのは日本個別株が主だ。

インデックスやアメリカ株の長期投資ではない。

短期で損をしても、長期・分散・積立をすればリターンが得られる。

これを受容するのは意外と困難であろう。

その試練を乗り越えた者が積立NISAのメリットを享受できる。

いずれにせよ過去データから株価指数を採用する場合にはアメリカのインデックスとなる。

  • 日経平均
  • TOPIX
  • JASDAQ
  • ダウ平均株価
  • S&P500
  • NASDAQ

念のために1999年4月1日~2017年4月17日の株価指数推移を示すと以下の通り。

青:日経平均 黄色:ダウ平均 赤:S&P500  緑:ナスダック

長期リターンでみれば、個人的にはダウだろうがS&Pだろうがナスダックだろうが変わらないと思う。

上図をよくみると1999年~2010年にかけての11年間は、積立していても評価損が出ている期間の方が長い。

それでもいずれは上昇すると信じられる過去をもつ株価指数が良い。

株価下落時に途中で売却しては、積立NISAのメリットが活かせない。

このことから制度開始10年以内に暴落が来るのは、株式投資普及の観点から好ましくないと言える。

参考 景気と株価の関係を知り考えた、下落時の対応方法

はじめての投資で、どのファンドを積立てるか?

  1. 馴染みがあり、情報収集が容易である
  2. 途中で積立をやめたくなるような時でも信じられる
  3. 一言で他人にすすめることができる

上記3ステップの2つまで終わったところで3つのインデックスが残った。

  • ダウ平均株価
  • S&P500
  • NASDAQ

ここで積立NISA制度ではご丁寧に金融庁が投資信託をチョイス済だと思い出す。

5400あるうち50本のファンドが適合する予定だ。

わずか1%。

さらにインデックスが36指数に絞られている

 来年1月から「積立NISA(少額投資非課税制度)」がスタートする。「手数料無料・低コスト」を全面的に打ち出した同制度では、対象商品はインデックス型の投資信託が中心となる。QUICK資産運用研究所が現時点で積立NISA候補となるインデックスファンドの積…

ええ~、 ダウ平均株価もナスダックも入っていない。

しかも指数名には横文字がたくさんあって分かりにくい。

このままでは普及困難だ。

それはさておき複数のインデックスを組み合わせたものは証券口座にログインしないと評価額を把握できない。

積立NISAで購入するファンドは、通常のニュースでなんとなく状況がわかるS&P500で決定だ。

3.一言で他人にすすめることができる(結果を共有する)

投資信託は仕組みが複雑だと一般的に言われている。

これは投信の課題のひとつ。

どんな商品に投資しているの?と質問されたとき、投資初心者が簡単に答えられないと広まらない。

S&P500インデックスをどのように表現するか?

アメリカの大企業500社に丸ごと投資しているんだ。

アップルとかグーグルとかアマゾンも入っているよ。

これで充分。

参考 投資信託のデメリット、仕組みが複雑でわかりにくい

終わりに、

40万×20年 の積立制度。

まずは月々3万円の積立をするだけの余力が必要となる。

とくに新社会人〜アラサー世代に適した制度だ。

収入源・額を増やし必要な支出をした後の残りを投資に回す。

預貯金は金融商品の一部だと認識し、資産配分比率を考える。

その際積立NISAはとても使いやすいツールとなる。

そしてS&P500がファーストチョイス。

アラサーは積立ニーサ―

See you!


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『アラサーが知っておくべき投資信託 【積立NISA編】』へのコメント

  1. 名前:マッキー 投稿日:2017/05/01(月) 16:18:27 ID:890a16c3f 返信

    はちどうきゅうどう様、こんにちは。

    私のコメントを記事ネタにして頂き、たいへん光栄に思います。どうもありがとうございます。

    S&P500のインデックス一択、現状、そうですよねぇ🎵

    ナスダックのインデックスやヴァンガードの生活必需品セクターETFなんかもあったら素晴らしいと思いますが、金融機関によっては「信託報酬が安過ぎて、商売になりません(怒)(泣)」と金融庁に泣きを入れているとかいないとか···。

    あと、個人的には積立NISAの適用年齢を引き下げて欲しい❗

    子供が大きくなったら複利効果を実感してもらって良い投資教育になると思うのですけどねぇ~。r>gでしたっけ?。「21世紀の資本」(ロマ·ピケティ)資本収益率の方が経済成長率(ざっくり給与所得の上昇率)を上回り続けることがほぼ証明されてしまい、この公式がちょっとやそっとでは覆らないなら、なるだけr側に一人でも多くいた方が良いと思うんですけどね🎵。

    • 名前:はちどうきゅうどう 投稿日:2017/05/02(火) 07:38:23 ID:ee9194937 返信

      まっきーさん、
      おはようございます。

      積立NISAの目的は「株式の買付行為の普及」であり、その前提が長期・分散・積立だと認識しています。

      マッキーさんのおっしゃるように子供を含めた若い世代にこそ使って欲しいというのが本音だと思います。

      一方で若い世代の多くは投資に回すお金がない。

      国も頭を悩ませるところでしょうね。