投資信託は、仕組みが複雑で分かりにくい

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国民のNISAの利用状況等に関する アンケート調査(2016年2月)によれば、投資信託は「仕組みが複雑」のイメージが高いとされている。

投資信託のデメリットといっても過言ではない。

積立NISAは投資信託をベースとして考えられた制度。

上述の調査結果は制度普及への障壁となる可能性が考えられる。

本日は「投資信託は仕組みが複雑」か? という点についてブログに書き残しておきたい。

各金融商品のイメージ

・株式、投資信託、外貨預金といった投資性商品全般で、「リスクが高く危険」「高度な知識が必要」「仕組みが複雑で分かりにくい」 「一般の人には必要ない」とのイメージが強い。

・特に株式は「少額からでも資産形成に役立つ」とのイメージが低く、「お金持ちがやるもの」との印象が強い。

・また株式は「短期売買」のイメージが高いが、「投資信託」や「債券」は、「中長期の資産形成に適する」イメージが高くなる模様。

国民のNISAの利用状況等に関する アンケート調査(2016年2月)より

このなかから、仕組みに関する設問とその回答結果を記す。

設問

Q.あなたは、以下の金融商品・資産形態についてどのような印象をお持ちですか。あてはまるものをすべてお選びください。〔MA 「あてはまるものはない」は排他〕

商品やサービスの仕組みがシンプルでわかりやすいか?

10,000人を対象としたアンケート調査によれば、「サービスや仕組みがシンプルでわかりやすいランキング」の第一位は預貯金である。

それ以外の商品の順位と回答率はご覧の通り。

  1. 預貯金    44.7%
  2. 債券       19.3%
  3. 外貨預金 15.4%
  4. 株式       12.9%
  5. 投資信託   8.6%

「仕組みが分かりやすいランキング最下位」が投資信託となっていた。

商品やサービスの仕組みが複雑でよくわからないか?

「仕組みが複雑でわかりにくいランキング」のトップは投資信託

  1. 投資信託 38.4%
  2. 株式   35.8%
  3. 外貨預金 32.4%
  4. 債券   26.4%
  5. 預貯金  13.3%

私も思う。投信ってよくわからない、と。

価格がどのように決まっているのか、なぜ売却したのに代金は数日後に振り込まれるのか、いったいどうやって成り立っているのか?

勉強不足のために謎だらけだ。

自動車はその仕組みが分からなくても免許をとり運転可能。

多くの人が該当するはず。

投信だってよくわからなくても資金投下はできる、個人の責任において。

ならば投信・投資の仕組みを完全に理解しなくても、ある程度安全に積立NISA活用を出来るはずである。

投信積立で失敗する確率と、車の運転で事故に遭遇する確率はどちらが高いのだろうか?

個人的感想はおいておき、これらの結果の有価証券保有状況別サブ解析結果をみていこう。

各金融商品のイメージ -有価証券保有状況別-

・現在有価証券保有層(現投資家層)、保有中止・休止層(売却層)、保有未経験層の「投資信託」と「株式」のイメージを比較すると、「株式」は各層共通で「お金持ちがやるもの」 「リスク高」 「高度な知識が必要」が高く、投資信託は現投資家層で「中長期」のイメージが高い。

また現投資家層と売却層では「仕組みが複雑」とのイメージが高くなる。

・保有未経験層は、全般的に「あてはまるものがない」が高く、金融商品に対して具体的なイメージが希薄。特に投資信託で「少額で資産形成」「仕組みがシンプル」 「一般的なもの」とのイメージが低く、身近なものとは感じていない様子。

国民のNISAの利用状況等に関する アンケート調査(2016年2月)より

有価証券保有状況別の各金融商品に対するイメージ調査結果を、投資信託だけ抜粋してみる。

このような部分抜粋はミスリーディングを引き起こす可能性が考えられる。

少しでも疑問を感じたあなたは、ぜひ国民のNISAの利用状況等に関する アンケート調査(2016年2月)を参照してほしい。

商品やサービスの仕組みがシンプルでわかりやすいか?(投信)

投資信託の仕組みがシンプルでわかりやすいか?という問いに対して、有価証券の保有状況別にみた回答結果がこちら。

ご覧のように有価証券保有あり層の方が未経験層と比較し、投資信託の仕組みをわかりやすい、と回答している割合が高い。

この結果から考察するに、投資を経験すれば投資信託の仕組みの理解度が高まるということになるだろう。

商品やサービスの仕組みが複雑でよくわからないか?(投信)

本設問への回答結果をどのように理解したらよいか悩む。

有価証券保有あり層の方が、未経験層と比較して投信のサービスや仕組みが複雑でわからないと回答している割合が大きいのだ。

投資経験者はより多くの投資信託を知ってしまうがゆえに、分かりにくいと感じるのではなかろうか?

もしそうであるならば、インデックスファンドの積立や積立NISAを普及させる為には、多くのファンドは不要であり厳選された投信のみに数を絞っていくという金融庁の方針をサポートするデータと言える。

終わりに、

投資信託は仕組みが複雑であるというイメージを国民に持たれているとわかった。

その結果は、投資未経験者・経験者によらず一貫していた。

投信を中心とする積立NISA制度普及へ障壁となる可能性が考えられる。

こうなったら、

「細かい事をぐちゃぐちゃ言っても無意味だ」 

投資信託って何?を、わかりやすく投資未経験者に伝えていくかがKeyとなろう。

See you!

参考 積立NISAは、誰を対象にした制度なのか? 金融資産×年齢 編

参考 NISAの置かれている状況をもう少し理解してもらいたい


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