配当貴族(増配連続25年)のセクター別状況 生活必需品がトップ

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セクター戦略

ジェレミー・シーゲル教授によれば、過去半世紀、主要10セクターで特に高い運用成績を示したのは、生活必需品とヘルスケアの2セクターであった。

現に、運用成績の上位20銘柄、いわゆる「黄金銘柄」(シーゲル銘柄)の多くがこの2セクターに集中している。

この2セクターの今後について、シーゲル先生の著書を参考に考えてみよう。

生活必需品

通信革命を背景に、これからの時代、消費者の嗜好がグローバル・メディアによって形成される事は間違いない。

とくに富裕層の買物ぶりはどこに行っても同じで、高級ショッピングモールの眺めは、北京でもニューデリーでもサンクトペテルブルクでも呆れるほどそっくりになった。

名声と信頼とは、ブランドメーカーの生命線ともいえる財産であり、途上国では高く評価されている。

このトレンドが続かないとみる理由はない。

ヘルスケア

ヘルスケア業界はたしかにいくつもの課題に直面している。

不安材料を抱えるとはいえ、ヘルスケア業界は米国のGDPのかなりの部分を占めている。

向こう数十年にかけて、この比率が低下するとは考えにくい。

バリュエーションが過去の長期的な平均を大きく踏み越さない限り、向こう50年にかけて市場平均を上回る公算が高い。

私見

シーゲル先生著、株式投資の未来は2005年発刊である。

つまり、教授が記載した内容を10年後の結果から考察が可能という訳。

配当貴族インデックスのセクター別構成割合を用いて、2005年~2015年の10年間を見てみる。

尚、配当貴族の定義・パフォーマンス・銘柄リストはこちら↓

配当貴族の構成銘柄一覧 25年連続増配の偉大なる50銘柄【2016年版】
配当貴族とは? 高貴なる集団に所属する為には、3つのクライテリアを最低限満たす必要がある。1.S&P500の構成銘柄である事2.25年以上連続増配を達成している事3.一定以上のサイズと流動性を保っている事 ...

配当貴族(増配連続25年)のセクター別状況

まずは現状を把握する。

セクター別構成割合 2016年10月

161125-aristcrats2

Fact Sheetより

こちらは2016年10月時点における、配当貴族インデックスのセクター別構成割合を示している。

トップに燦然と輝いているのが、生活必需品セクター!!!

シーゲル先生の言っている事はいまも正しい。

では、セクター別の推移はどのようになっているか?

セクター別構成割合推移 2005年~2015年

161125-aristcrats-sector2

Dow Jones S&P Indicesより

このグラフから読みとれる事は

  • 生活必需品セクターはこの10年間、常に配当貴族の構成割合上位である点
  • ヘルスケアセクターはこの10年間、常に一定の構成割合を保っている点
  • 金融セクターはリーマンショック時に大きく割合を下げている点

まとめ、

ジェレミー・シーゲル教授は2005年発刊の著書の中で、生活必需品とヘルスケアセクターの明るい未来を述べていた。

それから10年、2015年末までのデータを配当貴族の構成割合という視点で考察したところ、2セクターともに安定感抜群であり、シーゲル先生の記載は正しい事が示された。

これらの事から、今後も生活必需品とヘルスケアセクターへの投資は過ちを犯す可能性が低いことが示唆される。

よって、株式投資をセクター別に検討する際にはまず、上記2セクターを考える事が良い。

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