敗者のゲームは投資をする際によんでおきたいおすすめな本

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チャールズ・エリス著「敗者のゲーム原著」 を読んだ。

投資初心者にも参考になる。

まさにおすすめ投資本だ。

 

この本を読んでから投資開始できればよかった。

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敗者のゲームとは

投資をテニスに例える。

そのテニスには2種類のゲームが存在する。

  • 勝者のゲーム:プロおよび天才アマチュアのゲーム
  • 敗者のゲーム:その他大多数のゲーム

 

プロは得点を勝ち取るのに対し、アマはミスによって得点を失う

 

戦争では他の条件が等しければ、戦略上のミスを最少にする側が勝つ

 

投資をテニスと同様に考えよう、というのが本書の趣旨である。

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敗者のゲームから学ぶ、投資の5W1H

Who  :誰が投資するのですか? 貴方が全て選択するんですよね?

Why  :なんで投資するのですか? 当初の目的は何でしたっけ?

What   :何をするのですか?  売買を繰り返したいのですか?

Where :どこに投資したいのですか? 日本だけじゃないですよね?

How  :どうやって投資するんですか? 手間暇かけたいですか?

 

いろいろ考えてみましょうよ、と本書は問う。

 

市場平均勝ちたいのか? それとも負けない投資が良いのか?

ミスを最小にするものが勝者となれると歴史が証明しているのを思い出す必要がある。

 

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敗者のゲームがすすめる、インデックス投資に勝方法

ウォーレンバフェットは投資の神様と言われている。

バフェットのようになりたいと投資家は誰しもが思う。

しかしながらどうやってインデックスに勝てばよいのか?

 

普通の人が市場平均に勝つためには

  1. 体力で勝つ
  2. 知力で勝つ
  3. 感情力で勝つ

つまり

  1. 市場タイミングの選択
  2. 個別銘柄 or 特定グループの選択
  3. ポートフォリオ構成ないし戦略のタイムリーな変更
  4. 優れた長期投資コンセプト or 投資哲学の開発・商品化

こういった事が必要。

 

とはいえ困難が伴う。

例えば、市場タイミング。

市場タイミングの選択

取引のたびに手数料がかかる、売買益がでれば税金もかかる。

つまりコストが嵩む。

 

さらに衝撃的データがある。

1980~2008年の間でベストの何日かを逃した場合のリターンへの影響

(年収益率%)

151224 リターン

出所:ケンブリッジ・アソシエイツ

 

これは、28年間のデータに基づいている。

間違えて、最も上昇した日の前に売ってしまった時の複利利回りに与える影響を示している。

 

その期間において最も上昇した

ベスト10日を逃した場合のリターン: 11.1% → 8.6%(相対比 22%低下)

ベスト30にを逃した場合のリターン: 11.1% → 5.5% (相対比 50%低下)

 

実行可能性はあるのか?一般人にできるのか?

否、なかなか出来ることではない。

 

するとインデックス投資の優位性が浮かび上がる。

  1. 相対的に高リターン
  2. 低コスト
  3. 便利
  4. 不安や後悔を感じなくて済む
  5. 目的や長期投資方針など、最重要課題にだけ専念できる

 

投資方針の順守に意識を集中できるという最大のメリットがある。

読めば読むほどインデックス投資へ方針転換した方が良さそうだ と思ってくる。

 

このあたりは、ウォール街のランダムウォーカーにも書いてあった。

参考 ウォール街のランダム・ウォーカーはおススメの投資本

 

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「敗者のゲーム」がおすすめする、インデックス投資

方法は二つある。

投資信託とETFだ。

投信ETF
売買手数料
信託報酬

 

上図を見れば一目瞭然。

少額積立投資にはインデックス投信が適している。

少し大きめの購入資金をもっているなら、ETFがベストだ。

ポートフォリオのリバランスの適切な頻度とは?投資本3冊のまとめ
リバランスの頻度:四半期毎~1年毎が適切な水準 リバランスとは資産運用をしているとでてくる言葉です。 とくにインデックスファンドなど、投資信託でポートフォリオを組んでいるとリバランスの頻度が気になります。 ...

 

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まとめ:敗者のゲームはインデックス投資を最適とする投資本

ミスをしない事が市場に居続けられる事に繋がる。

市場に長くいれば、株式投資のリターンのばらつきは少なくなる。

そして投資の旨味を最大限に享受できる。

 

その方法としてインデックス投資が最適。

>>>ポートフォリオのリバランスの適切な頻度とは?投資本3冊のまとめ

「敗者のゲーム」のポイントは3つ

①市場は「敗者のゲーム」になった (相手のミスにより勝つ)

②市場に勝つには方法はあるが非常に困難である

③インデックスファンドはドリームチームであり最良に限りなく近い

 

私にはこの一文が最も印象的。

自らの資産運用の目的を再確認し、真に勝つための「ゲーム」を楽しく遂行する事。

 

このような本を読んでから投資開始できればよかったと思う。

株式投資に興味がある or 実施済の人には、必読の名著だ。

 

 

敗者のゲーム原著第6版 [ チャールズ・D.エリス ]

価格:1,836円
(2015/11/22 11:32時点)
感想(3件)

 

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コメント

  1. まさにその二著を読んでインデックス投資一本に絞っているものです。
    それまでの自分の実績からもアクティブに動いても市場に勝てる気がしませんでした。
    個別株もまだいくつか持っていますが、長い時間をかけて処分していくと思います。

    • はちどうきゅうどう より:

      招き猫の右手さん
      コメント頂きありがとうございます。
      投資、かつ、アーリーリタイアの先輩のご教示、大変ありがたく頂戴します。

      実は私も昨年、今年とインデックス投信積立の方が個別銘柄投資よりパフォーマンスが良いのです。

      悩みます、、、
      とりあえずは、インデックス投資と連続増配銘柄投資を半々でいこうかと思ってます。

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